Mind Lab / マインドラボ 活動報告ブログ

マインドラボは、ボードゲームを使って「生きる力」「考える力」を養う教育カリキュラムです。イスラエル生まれで、現在世界15カ国で教えられています。

マインドラボオリンピック@ブダペスト 第1日目 個人戦

2014年6月17日、ブダペストにおいて、第9回マインドラボオリンピック第1日が開催されました。マインドラボオリンピックは、2日間開催され、1日目は個人戦、2日目は国別対抗戦で行われます。
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今年の会場はブダペストにあるELTE Universityです。参加国は、オーストラリア、ブラジル、ハンガリー、イタリア、ルーマニア、トルコ、イギリスの7カ国。会場前での記念撮影も毎年の光景です。
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歴史ある大学の扉をくぐって、階段を上がり、会場へ向かいます。階段には、これまでのオリンピックのバナーが飾られていました。
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開会式では、それぞれの国の代表選手である子どもたちに、メダルが授与されます。英語、スペイン語、ポルトガル語ハンガリー語トルコ語で翻訳が入ります(なんて国際的!)会場には参加する子どもたちだけでなく、保護者の方の応援席もあります。対象ゲームは、コリドール、アバロン、オクティ、チェッカーです。
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共通のカリキュラムで学んでいるので、ゲームのルールももちろん共通。そのなかで、競い合います。ゲームが終了すると、審判に確認してもらい、勝ち、負け、引き分けにしたがって勝ち点がつき、集計されます。
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負けた子たちの中には、涙する子もいます。廊下にでて、両親に慰めてもらったり、先生に慰めてもらったり。こうした負けから学ぶことも非常に大切なことですね。
 
今日、先生が会場で子どもに言っていたのは、「If you win well or lose well, you can learn.」という言葉。いい言葉だなあ、と思います。
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また、すべての競技が終わった後に、「子どもたちはどうだった?」と訊くと、「Mixed Feeling.」という答えが。満足感もありつつ、悔しさもある、という感じかな。でも、そういう方が学びのチャンスじゃないかと思うのです。がんばった結果としての満足感と、「もっと!」と思う悔しさと。そうしたことを学べるのも、マインドラボのひとつの側面ですから。実際に、結果発表後に泣いている子もたくさんいます。その子たちは、明日の国別対抗戦で、また思いを新たにテーブルにつくのではないかな、と思います。
 
個人戦では、トロフィーのプレゼンターをつとめさせていただきました。ブラジルの子達が多く入賞していました。明日の国別対抗戦も期待が持てますね。誰が勝っても、会場からは大きな拍手が。そして、入賞できなかった子を、一緒に戦った別の国の子が慰めたりハグしたりする。そうしたやりとりも、とてもいいなあ、と思いました。
 
明日の国別対抗戦も非常に楽しみです。