淑徳小学校:「チェッカー」で学ぶシンギングツリー
今週の淑徳アルファでの授業の様子です。プレイしているゲームは「チェッカー」。ゲームをプレイした後で、ワークブックを使って、シンキングツリーを書いています。みんな、「これを動かしたら、これで取られて…」と、複数の選択肢について検討していきます。
20人近いクラスで対戦型のゲームをすると、説明をしたいゲームの場面をみんなで見て考える、ということはどうしても展開しにくいので、ワークブックにある設問を使って考えます。今回は、手元にチェッカーのボードもあったので、「実際に動かしながら考えてもいいよ」と言うと、ワークブックに書かれている問題と同じようにピースを配置し、動かしながらシンギングツリーを書き始めました。
淑徳アルファでのワークブックを授業後にチェックします。シンキングツリーに書いた言葉はみんなそれぞれ。でも、こうして複数の選択肢を考えて、そこを出発点にして、「自分の動き」「相手の動き」「次の自分の動き」と、それくらいまでは考えて、何をするかを考えて欲しい、という話を教室でしました。
いろんなアイデアを考えるときには、こうしていくつもの候補を出して、それぞれについて検討して、そのうえで、「どれをやろうか」と決められるようになってほしいと思っています。最初から「これしかない!」としていては、問題解決に至らないことも多いと思いますので。もっと身近なところでは、例えば作文をどうやって書こうか考えるときに、書きたいテーマをいくつか考えて、その中から選べるようになったり、そんなふうに子どもたちの日常生活の中に、シンギングツリーを作るスキルが役立てば、と思っています。
子どもたちのシンキングツリー作りはまだ次回も、その次も続きます。