Mind Lab / マインドラボ 活動報告ブログ

マインドラボは、ボードゲームを使って「生きる力」「考える力」を養う教育カリキュラムです。イスラエル生まれで、現在世界15カ国で教えられています。

夏休みキッズイベント ボードゲームで楽しく学ぶ!「どうやったらできるか考える」

8月30日(土)に、夏休みキッズイベント ボードゲームで楽しく学ぶ!「どうやったらできるかを考える」を、年中さん〜小学校2年生を対象に開催しました。

マインドラボのワークショップの中では、最も低年齢向けのコースになります。まだルールが難しいのでは?という質問も、お問い合わせで受けることがありますが、年齢に応じたゲームを教材として選んでいますし、インストラクターがわかりやすくルールを説明しますので、大丈夫です。

今回、プレイしたゲームは、4種類のブロックと3種類の屋根を組み合わせて、お手本の通りにお城を作る、「ロジック・キャッスル」です。
それぞれのブロックには違う穴があいていて、正しい方向に置かないと、穴に屋根の柱を通すことができません。お手本を見て、どんなふうに柱が見えているかによって、どこにどの屋根を置かなければならないか、というのを考えられるようになっています。
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幼児にとっては、お手本をしっかり見て、それとまったく同じように作る、というのが、積み木遊びの延長のような形で入ってきます。最初はそれでOKで、だんだん、「あれ?入らない…」というお手本が出てきます。そこから、「この屋根はこっちじゃないとダメなんじゃないかな?」と考えられるようになってきます。

マインドラボの授業では、速く問題を解けることは、あまり意味を持っていません。それよりも大切なのは、「どうやって考えたのか」「どうしてそう考えたのか」ということを言葉にして言えること。きちんとお手本の通りに作れた問題についても、「どうしてこの屋根はこっちだって思ったの?」とインストラクターが質問をし、子どもたちはがんばって言葉にしていきます。
最初は、「えー…わかんない」とか「なんとなく」という言葉が多く出ますが、子どもたちの中に答えがないわけではなく、それを言葉にするということが習慣になっていないだけなので、時間をかけて、繰り返し、「どうして?」と問うようにしています。
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今回は夏休み講座だったので、保護者の方にも一緒にご参加いただきました。保護者様のアンケートでも、「楽しみながら思考力がつくと思いました」「教科を問わず、考え方の基礎が身につくと思う」「先生が“なぜ”を問い、そこで考えるクセが付き、トライ&エラーではない方法ができるようになると思う」などの感想をいただきました。

楽しく遊びながら考える、ということを、90分間で体験していただけたのではないかと思います。また週末や休日などに開催しますので、ぜひご参加いただければと思います。