淑徳小学校:ワークブックを使って考えたことを言葉にする
淑徳小学校の放課後クラブ「淑徳アルファ」で開講しているマインドラボで、3年生のクラスは「チェッカー」の単元に入りました。今回のクラスでは、ワークブックを使って、どのピースを動かすと次にどうなるか、ということを考える問題に取り組みました。マインドラボのワークブックの特徴は、明確な正解がない問題が多く含まれているということです。正解を書いてほしいのではなく、ワークブックに書くことを通じて言葉にしてほしいのは、「どのように考えてその結論にたどり着いたのか」という過程です。
チェッカーというゲームは、「取れるピースがある時には必ず取らなければならない」というルールなので、ある程度相手の動きをコントロールすることができます(例えば、自分がピースを相手の取れる場所に置いたら、相手は必ずそのピースを取らねばならず、他のピースを動かせなくなるからです)。そうした動きを頭の中だけで考えるのが大変な場合は、実際にゲームボードにピースを並べて考えます。まるで詰将棋のようです。
さらに、今年からマインドラボを学び始めた3年生に、昨年もマインドラボで学んでいた同級生が、「助っ人していい?」と言って一緒に考え始めました。こうして、簡単には正解が出ないものを一緒に考える姿勢も、マインドラボの授業で学んでほしいことのひとつです。
まだまだ今年度のマインドラボの授業は始まったばかり。これから、どんなふうにみんなの考え方が変わってくのかが本当に楽しみです。