Mind Lab / マインドラボ 活動報告ブログ

マインドラボは、ボードゲームを使って「生きる力」「考える力」を養う教育カリキュラムです。イスラエル生まれで、現在世界15カ国で教えられています。

栄光キッズカレッジ南柏校:「ブロックス」でリソースマネジメントを学ぶ

 栄光キッズカレッジ南柏校の小学生クラスで、リソースマネジメントの授業として「ブロックス」をプレイしました。
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 ブロックスは、1つから5つのマスが組み合わさってできた21種類のピースを順番にボードの上につなげて置いていくゲームです。全員が置けなくなった時点で、いちばん手元にあるマスの数が少ない人が勝ちとなります。
 手元にある21種類のピースは、4人のプレイヤー全員が同じものを持っています。スタート時点の条件は同じ。あとは、どのピースから先に出すか、というのが問題になります。
 最初の方は、特に考えずになんとなくピースを手に持って、それをどこに置くかを考える人が多いのですが、ゲームが進むうちに、それではだめだということに気づきます。
 「なるべくたくさん置ける場所=広いスペースに置けるように」ということを考えて、つなげていけるかどうかが問題です。
 ここで、“考え方”が変わるかどうかがポイントです。
 先にピースを手に持って置ける場所を探すか、先に置きたい場所を見つけてから適したピースを探すか。
 ピースを置くことは“目的”ではなく、手元のマスを減らすための“手段”だということがわかるのが目的です。

 マインドラボでは、ゲームをプレイした後に、ディスカッションをします。今回は、「何をしたいか」を考えてから、「どうしようか」を考えるというのがディスカッションでのテーマになります。
 いきなりこんなディスカッションだと大変ですが、その前にゲームをプレイしていることで、気軽に話せるようになることが多いのです。こうしたファシリテーションこそが、マインドラボのカリキュラムの核になっています。

 こないだの西武文理小学校の記事でも、ブロックスをやっている授業に取材が入っていましたね。

 ちなみに、このブロックス、大人がやってもおもしろいです。企業研修でも使えますので、ファシリテーションも合わせて、関心あるかたは、お気軽に info@practica.jp まで、ご連絡ください。