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Mind Lab / マインドラボ 活動報告ブログ

マインドラボは、ボードゲームを使って「生きる力」「考える力」を養う教育カリキュラムです。イスラエル生まれで、現在世界15カ国で教えられています。

マインドラボ・おとな会 Vol.11 開催「PDCAサイクル(計画力と情報分析力)」

おとな会

 7月16日(水)に、マインドラボ・おとな会Vol.11を開催いたしました。今回は、トランプゲームの「ミニブリッジ」をプレイしながら、「PDCAサイクル(計画力と情報分析力)」について考えるトレーニングをしました。
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 ミニブリッジは、“あるルール”がないと、ほぼ運によってしまうゲームですが、この“あるルール”があることによって、現状から判断して計画することと、状況に応じて計画を立て直すという思考が必要となります。

 その“あるルール”とは、
ゲームを始める前に、配られた自分の手札を見て、自分が何回勝てるのか(トリック数)を見積もりし、その見積もり通りのトリック数を獲得することができたらポイントGET。誤差が生じた場合は、マイナスになるというルールです。

 1回のゲームにおいて、13回勝負をするので、13回中何回勝てるか(トリック数)を、自分の手札だけで予測を立てる必要があります。
また、ゲームを進めていく中で、見積もりとの差異を認識し、あと何回勝たなくてはいけないか、どのカードで勝つことができるかなど、状況をよく観察して、状況が変わるのに応じて計画を立て直す必要があります。
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1、状況から見積もり・計画を出すこと
2、計画をもとに行動する
3、見積もりとの差異を認識すること
4、過去の情報や現状を分析し、再計画すること

 このPDCAサイクルにおける思考が、ミニブリッジを通して疑似体験することができるのです。


 ミニブリッジは、手札のカードはシャッフルされて配布され、自分以外のプレイヤーが何を出すのかという不確定要素があるので、自分の力だけではどうにもできない状況・環境を作り出すことができます。強いカードがない状況も、ハートのカードが全くない状況も、このカードで勝つつもりはなかったのに、他のプレイヤーが出したカードによって勝ってしまい計画が狂ってしまうなど、いろんな状況が起こりえます。
 でも、それは、業務上や日常生活などにおいても、同じことが言えることです。どんな状況においても、その状況の中でできることを考え、PDCAサイクルの思考をするというトレーニングができるのです。

 今回は、5回ゲームをやり、その合計点数を競う形にしました。
各ゲームごとにもゲーム内容を振り替えることができ、その内容を次のゲームに活かすという失敗や経験から学び、次につなげるという体験も、ゲームを通して実践しました。

 途中、ゲーム内において、どういったことを考えているかをディスカッションしました。
業務や学習においては、なかなか発言すること自体に壁を感じてしまいがちですが、たかだかゲームの中でのことなので、特にストレスを感じずに発言できるのが、ボードゲームの良さだと思います。
 また、そもそも正解はないので、それぞれがどのように考えてプレイしているのかを発言してもらうこと、他の人の意見を聞くことに意味があります。
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受講者の振り返りのコメント

 

  • 自分のトリック数をビッドに合わせるようにすることで頭がいっぱいで、他人のトリックを邪魔することは難しかったです。仕事でもいつもマイペースで他人を気にしていないので、もう少し他人を観察する力をつけたいと思いました。
  • 今回のミニブリッジで面白かったのは、いかに手持ちのリソースをどう活かすかが重要だと感じた。現状のないものへの比較・不満ではなく、与えられた環境をどう見ていくかに生活を改善するチャンスがあるのかと思った。
  • 自分で最初に結果を決めよ。という所は、今まで味わった事のない感覚でとても新鮮だった。こうなったらいいな、ではなく、こうする。それをこのゲームから学べた気がした。
  • 今回、ゲームを通じて、短期的戦略の中でとるべき方針については、ゲームで学べると分かりました。環境に応じた判断が必要で、よい訓練になったと思います。課題としては、中長期的な計画と短期的な計画との乖離をどのように修正するかを考えられるゲームがあればいいなと思いました。その場での修正は可能ですが、どうしても中長期的な計画が形骸化してしまう傾向をあらためて感じました。
  • 最初、運や思い付きの手札切りだったものが、回を重ねるごとに、自分なりの作戦を立て、うまくいった、いかないを繰り返し、また作戦を練るといったサイクルが回っている実感がありました。不確定要素が適度(?)にあることで、“自分なり”のやり方につながり、かつゲーム性の面白味が担保されていたように感じました。
  • ただのゲームに、目的意識や意図を取り入れるだけで、ゲームは気軽に学習ツールになるのだと感じました。自分の持ち手をどのように分析して、目標を定めるのかの分析方法を、カードによって変えていることに気が付きました。同じカードを配って、他の人がどのようにビッドするのか?自分の分析との違いなどがシェアできる機会があったら、更に面白いと思いました。

 


次回は、

8月20日(水)19:30~21:30の開催です。
 
今度は、ブロックスというゲームを使って、「リソースマネジメント」について考えます。
▼「マインドラボ・おとな会Vol.12」<8/20(水)>
https://www.facebook.com/events/1427265094228656

また、

8月4日(月)16:00~19:00には、
「主体的に考え、行動できる人材の育成方法」をテーマとしたセミナーを開催します。
 
・主体的に考え、行動できる力の育成方法
・学生に行きたいと思わせる講座(仕組み)作り
・考える力を養う教育プログラム「マインドラボ」のミニ体験ワークショップ
その他、実際の授業での受講者の様子や受講後の変化など、教育実践のお話もさせていただきます。
▼セミナー「主体的に考え、行動できる人材の育成方法」<8/4(月)>
https://www.facebook.com/events/1503773536522575


企業研修や、学校の総合学習などの授業、教室のプログラムなどに、
「マインドラボ」を導入したいとお考えの方、関心のある方は、
お気軽に info@practica.jp まで、ご連絡ください。