聖学院中学校・高等学校: マインドラボ体験会を開催しました
7月16日(水)に聖学院中学校・高等学校の高校Ⅰ年生の希望者を対象に、マインドラボの体験会を実施いたしました。26名の生徒さんが参加してくださいました。
高Ⅰ対象 MindLab体験会を実施しました|聖学院中学校・高等学校
今回は、「論理的思考を高める」ことを目的に、ラッシュアワーを使って、論理的に問題を解決するためにはどうすればいいかというワークショップを行いました。(写真はイメージです)
担当された先生から、「正解を覚えていて、それを正しく言えるということだけでは意味がなく、どのように考えるのかということに意味がある」ということを言われ、生徒たちは最初は緊張した感じで授業に取り組みました。60分の授業でしたが、ラッシュアワーのルール説明、実際のプレイ時間、「どう考えればいいか」を考える時間、「どのようにそれを日常生活で活用するか」を考える時間、とあっという間に時間が過ぎてしましました。
アンケート結果
最後に、生徒さんに書いていただいたアンケートをご紹介したいと思います。
マインドラボのレッスンで、どんな考え方ができるようになったと思いますか?
今回の体験会では、「何を問題だと認識し、どういう状態をゴールに設定するのか」「ゴールへ到達するために、解決しなければならない問題=サブゴールは何か」ということを考え、段階的かつ論理的に問題を解決する方法を説明しました。
その結果、生徒たちが「できるようになったと感じた考え方」は以下のようなものでした。(文章の最後についているのは、ペンネームです)
- 一歩先を見る考え方(アヤセ)
- ゴールから考えず、目の前の問題を1つずつ解決する(むねりん)
- 問題をさかのぼって解決するような考え方ができるようになった(ウニ)
- 次の次あたりのことをかんがえる(炎天下ノ陽炎)
- 一つの物事を解決するために逆算して考えていく。(Y.O.)
- ゴールに到達するためにさまざまなサブゴールが必要であるということ。(M.H.)
- 問題を解決するのに必要な条件を探せるようになった。(あにぶれっ!)
- 進んで止まったら、また始めに戻って考え直すというくり返しから、問題を解決するための原因を探るという考え方。(T.C.)
- 一手二手先をみることで何通りかの考え方ができる。分解して考えられることで、より詳細にいろいろできる。(雪桜)
- 問題解決のためにどのような順序で物事を考えればいいのかがわかりました。ゴールを決めたのち、そのゴールに行くにはどんな障害を解決していけばいいのか…といったように考えます。(鎌虚)
ボードゲームで勉強することの感想を教えて下さい。
世界15カ国で展開しているマインドラボではありますが、日本ではあまり一般的ではない、「ボードゲームを使って勉強すること」について、生徒たちがどんな感想をもったのか、書いてもらいました。(文章の最後についているのは、ペンネームです)
- いつもの勉強と違い、楽しみながらできるので取り組みやすいと思う。(アヤセ)
- 難しいことも、ボードゲームで学習することに寄って、わかりやすくなると思った。(むねりん)
- 普通に考え方について講義されるよりもボードゲームをしながらの方が、実際に体験しながらなのでよく理解できた。(ウニ)
- 意見を2人で出し合うことがとても頭の体操になった。(Y.O.)
- 楽しみながら勉強できることがいちばんの魅力だと思う(M.H.)
- 実際にさわりながら考えることができるので、とても楽しかったです。(あにぶれっ!)
- ふだん勉強する以上に頭を使った。この考え方を意識して、テストが終わった後のテスト直しでも原因をしっかりさぐれるようにしたい。(T.C.)
- やることでひらめきや新しい考え方などが生まれて学習にも役立つと思った。(雪桜)
- 親しみをもってプレイすることができ、そこから実感をもって学ぶことができ、感覚的にも理解しやすかったです。(鎌虚)
この体験会の直前が、定期テストの答案返却だったらしく、「この考え方を意識して、テストが終わった後のテスト直しでも原因をしっかりさぐれるようにしたい。」という感想は、非常にうれしいことです。結果がでて終わり、ではなくて、過程を論理的に考えていくことで、「どこを間違えたのか」「どの部分の理解が曖昧なのか」など、より理解を深める事ができると考えています。こうして、論理的思考力と普段の学習が結びついていくことで、より学校生活が学び多いものになることを願います。
先生方にも体験会にはご参加いただきました。お忙しいなか、ありがたいことです。
今後も、何かご一緒できることがあればいいと思っております。