マインドラボ・おとな会 Vol.10 開催「問題解決力」
6月11日(水)に、マインドラボ・おとな会Vol.10を開催いたしました。ボードゲーム「ラッシュアワー」をプレイしながら、「問題解決力」について考えるトレーニングをしました。
「ラッシュアワー」は、マインドラボの問題解決力を教える授業で、最も多く活用されているゲームです。問題を解決するために、まずは何をしなくてはいけないのか、根本となる問題は何か、ということを考えるトレーニングに適しています。
2人1組となって、お互いの考えを伝え、相談しながら、ゲームに取り組んでもらいます。1人ではなく、2人ペアでやることで、ゲームをプレイしながら、指示や命令ではなく、考えを相手に伝え、共有したり相談することの難しさを体験することができます。
「考えを声に出すこと」は、相手に自分の考えを伝える上でも非常に重要ですが、自分自身の考えを認識したり、状況を客観的に見て問題を発見したりする上でも役立ちます。
問題を発見する際には、「今問題となっているのは何か」と自分自身に質問をすることで、客観的に考えることができるようになります。頭の中で質問することが難しい場合は、実際に声に出して質問すると、効果が出やすくなります。
ラッシュアワーは、最初のうちは適当に動かしていれば、解けるようなレベルですが、徐々にレベルが上がっていくにつれて、根本となる問題を見つけ、それを解決してからでないと、本来の問題をクリアすることはできないように、問題が難しくなっていきます。
動かす(行動する)前に、質問をすることで、根本的な問題を見つけ、まずは何をしなくてはいけないのかを考えてから、行動するようにします。
行動する前に考えることをしていなかったり、考えが堂々巡りになってしまったペアには、インストラクターが質問をして、学習者の考えを整理する手伝いをしたり、根本となる問題を見つけられるようにサポートをします。
そうやってラッシュアワーのゲームをプレイしながら、問題を解決するために、まずは何をやらなくてはいけないのかを考えるトレーニングをします。そして、その後に、実生活上や仕事上でも、何かを達成するために、その前にしなくてはいけないような事例について考えてもらい、発表をしてもらいました。
- <ゴール>就活において、学生が志望動機を作る ⇒ そのために、受ける企業の他の企業にない魅力を知る ⇒ 他の企業の魅力や業界について知る ⇒ 業界団体・協会などのHPを見る
- <ゴール>飲み会をする ⇒ そのために、予約する ⇒ 参加者の来れる日を集める
- <ゴール>部屋をきれいにする ⇒ そのために、スッキリさせる ⇒ 物を無くす ⇒ 物の多さに気付く ⇒ いる物・いらない物に分ける
マインドラボは、ゲームがうまくなることは一切目的としていません。
以下の3つを実現できる手段として、ボードゲームを使っているのです。
● 学習者が楽しみながら考えることができる
● 考えることだけに熱中できる
● 考え方を実践できる
ボードゲームはあくまで「考える力」を学ばせるための動機付け・疑似体験用のツールです。そこから学んだ「考える力」を、あらゆる場面へ転移させ、常に考えることができるようになってもらいたいと思います。
次回は、
7月16日(水)19:30~21:30の開催です。
今度は、「PDCAサイクル」をテーマに、「計画力と情報分析力」について考えます。
▼「マインドラボ・おとな会Vol.11」<7/16(水)>
https://www.facebook.com/events/648401205254774
今回参加された方も、今回参加できなかった方も、是非、ご参加いただければと思います。
また、
7月3日(木)17:00~20:00には、
「主体的に考え、行動できる人材の育成方法」をテーマとしたセミナーを開催します。
・主体的に考え、行動できる力の育成方法
・学生に行きたいと思わせる講座(仕組み)作り
・考える力を養う教育プログラム「マインドラボ」のミニ体験ワークショップ
その他、実際の授業での受講者の様子や受講後の変化など、教育実践のお話もさせていただきます。
▼セミナー「主体的に考え、行動できる人材の育成方法」<7/3(木)>
https://www.facebook.com/events/1430441340561750
企業研修や、学校の総合学習などの授業、教室のプログラムなどに、
「マインドラボ」を導入したいとお考えの方、関心のある方は、
お気軽に info@practica.jp まで、ご連絡ください。