マインドラボ・おとな会 Vol.6 開催「意思決定力と計算力」<2/24の回>
2月24日(月)に、マインドラボ・おとな会Vol.6の二回目を開催しました。2月2日の回と同様、ドイツ生まれのボードゲーム「テイク・イット・イージー」をプレイしながら、「意思決定力と計算力」について考えるトレーニングをしました。
※前回の様子は、こちら からご覧いただけます。
「テイク・イット・イージー」は、六角形のタイルをボード上に置いていき、同じ色のラインをつなぐと得点が入るゲームです。高得点をとるためには、タイルに書かれた高い点数が入るラインをつなげる必要があります。
前回同様、ルールの説明を受けたあと、まずはルール確認をしながら、一人ずつプレイしました。そして、高得点を獲得できた人には高得点をとるために気を付けたことを発表してもらい、逆に得点が低かった人には反省点を発表してもらいました。プレイヤーが持っているタイルはみな同じで、ボードに置くタイルの種類や順番もまったく同じです。つまり、どこにタイルを置くかで得点が変わってくるので、どのように意思決定をするかが重要となります。
2回目は、ゲーム終了後獲得した得点を確認したあと、より得点が高くなるように、ボード上に置いてあるタイルを並べかえてみました。
ベストな配置になるように、情報を分析し、さまざまなパターンを考えながら、行動するトレーニングを行いました。
上記の場合だと、合計得点が127点になりますが、より高得点にするには…?
9×5=45
8×3=24
7×0=0
6×4=24
5×3=15
4×4=16
3×0=0
2×0=0
1×3=3
合計:127
自分なりの戦略が見えてきたら、今度は2人組になり、どこにタイルを置くかお互いに相談をし合って、プレイをしました。2人でペアを組んでゲームをすることで、個人のときは自分の中でしていた意思決定のプロセスを、言葉にして外に出さなくてはならなくなります。言葉にして外に出す=外部化することで、自分がどのように考えているのかを客観視することができます。また、自分だけに通用する論理で考えていないか、他の人にもわかるように段階を追って言葉で説明できるか、ということを意識するきっかけにもなります。1人でプレイした時の意思決定に加えて、2人でプレイすることで的確に自分の考えを伝えるコミュニケーション力が必要になってきます。
最後に、ゲームの中で考えたことが、実際の仕事の中でも使えると思ったことや、共通すると思ったことはないか発表してもらいました。
●未来にかけるか、確実にいくか、という戦略が、
1人のときと2人のときで、戦略を変えていた自分を発見しました。
●これをやった先に、どういう結果があるか。
一歩先を考えながら行動することは、仕事にも共通すると思いました。
●私も、1つの選択肢だけで考えるのではなく、ある程度先を読んで、
こっちが出たらこうしよう。あっちが出たらこうしよう。と、
いろいろなパターンを考えておくことをしていました。
●いらないタイルが出たときに、どう処理するか考えていたことが、
仕事と同じだなと思いました。
私は、なるべく被害が最小限になるように考えて行動していました。
●同じタイル(もの)でも、グループ(立場)によって、
いいものにもなるし、いらないものにもなる。
世の中ってそういうものだよね、と感じました。
マインドラボは、ボードゲームをプレイして終わりではなく、その中でどのように考えたのか、その考えたことが、日常生活にも共通して考えられないか、ということを、発表してもらったり、ディスカッションすることが、重要な教育プログラムです。
こうすることで、ゲームの中で「使った」思考法が、実生活上に転移させることができるようになります。
次回は、
3月12日(水)19:30~21:30の開催です。
今度は、「カルタヘナ」という、海賊が脱獄した実話をモチーフとして作られたスゴロク型ゲームを使って、「リソースマネジメント、計画力、協力」について考えます。
今回参加された方も、参加できなかった方も、是非、ご参加いただければと思います。
>>> ちなみに、現時点で残席3席です! <<<
お申込みは、お早めによろしくお願いいたします。^^
▼「マインドラボ・おとな会Vol.7」<3/12(水)>
https://www.facebook.com/events/212629658920653
※スゴロク型ボードゲーム「カルタヘナ」
企業研修や、学校の総合学習などの授業、教室のプログラムなどに、
「マインドラボ」を導入したいとお考えの方、関心のある方は、
お気軽に info@practica.jp まで、ご連絡ください。