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Mind Lab / マインドラボ 活動報告ブログ

マインドラボは、ボードゲームを使って「生きる力」「考える力」を養う教育カリキュラムです。イスラエル生まれで、現在世界15カ国で教えられています。

デジハリ大学 企業ゼミ「シンキングゲームで仕事力をつける!」 受講者のワークシートから

 2013年11月11日、18日、25日と3回にわたって、デジタルハリウッド大学において、企業ゼミ「シンキングゲームで仕事力をつける!」を実施しました。
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 最後に学生たちにワークシートで、2つの質問をしました。
 ひとつは、「シンキングゲームを使った企業ゼミで、リアルライフでも役立ちそうだと思った考え方はありましたか?」という質問です。この企業ゼミは、3回で3種類のシンキングゲームをプレイしましたが、ゲームを上手になることが目的のゼミではありません。ゲームの中で学んだ考え方を、いかにリアルライフで応用できるか、使えるようになるか、ということが目的です。ゲームをプレイして、それからディスカッション、というゼミを3回やってみて、どのような考え方が役立ちそうか、ということを訊いてみました。
 もうひとつは、「シンキングゲームを使った企業ゼミで、自分に足りないかもしれないと認識したスキルはありますか?」という質問です。「ゲームって性格が出る」というのはよく言われることですが、だからこそ、自分の考え方の癖や、苦手な部分を知ることができると思います。もし失敗をしても、たかがゲームの中での話なので問題ありません。ゲームでリアルライフを疑似体験してもらいたいと思っています。

 では、学生のみなさんの回答を以下にご紹介します。

質問(1)「シンキングゲームを使った企業ゼミで、リアルライフでも役立ちそうだと思った考え方はありましたか?」
  • 大学のゼミや、授業でのプレゼンに向けて考え方が変わったので、どんどん取り入れて活かしていきたいです。キャリアガイダンスでもその点を意識できた点もあり、よかったです。
  • 2週目にやったボードゲーム(オクティ)で、現実でも足をいっぱいつけている人もいれば、1~2本しかつけてない人もいる、ということを聞いてすごい納得しました。そして同時に、自分はこれまでに足をつけられる機会を何度も逃してしまっていたと思いました。これからでは遅いかもしれないけどたくさんの足をつけていきたいなと思いました。
  • (ウィザードのゲームでは、)最初の手札が悪くても良くても、その時なやんでいてもゲームが止まるわけではなく進んでしまうので、とにかくその中でも何かできることはないか考えることが大切。
  • (オクティのゲームでは、)前に出過ぎても失敗するし、ずっと待っていても他人にうばわれてしまう。少しずつ前進しながらも常に考えながらの行動が大事。考えるのが「めんどくさい」と思ったら負ける。
  • 課題(制作物)を作るとき、自分のリソースを考えず、本当に努力してもできないだろう物を作ろうとして、結局作れず、違うものに変更するということを時々やるので、今持っているリソースを把握して、それを使って何を作れるのか、ということを考えながら作れるように意識します。でもリソースだけだと何の成長もないので、可能な範囲で、自分がやったことのないこと、できないことも少し組み込んでいけたらすてきです。がんばります!!
  • 「さかのぼって考える」という言葉をゲームの内容と結びつけながら説明してもらえたので、ふつうに聞かされるよりもすごく印象に残った。
  • 先を考えて行動するというのが役に立ちそうだなと思いました。今まで運で思いのほか良い方に行ったりすることがあったので、考えたことがなかったので、今回の授業で考えることの訓練のようなことができてよかったです。
  • 現在のターンで勝たずとも、次のターンで勝とうと考えたり、自分の持っている手札があまり良くなくともなんとか出せる手で勝負する等の考え方は、リアルライフに置き換えて実行すべきだと感じました。また、数手先まで考えて行動する必要のあるゲームでの思考は、リアルライフでの目標達成に至るプロセスとして取り入れられると思いました。
  • 計画力の大事さ。目標到達までの道を小分けにし、一個一個達成していく。
  • まず、自分はどんなものを持っているか知ること、その上でどんなプロセスを踏めば目標に近づけるか考えること。
質問(2)「シンキングゲームを使った企業ゼミで、自分に足りないかもしれないと認識したスキルはありますか?」
  • 目標の設定。普段のプレゼンテーションでもその点が欠けてしまうことが多かったのですが、ますます意識づけられ、発表の機会があればどんどん参加して力をつけていきたいです。
  • 自分のことをもっとよく考えてやっていると思っていたけど、けっこう直感でやっていたのでしっかりと考えることが足りないと思った。
  • 他の人に自分の手の内をさらすことが苦手というより、そもそも経験がないと理解した。または、人の考えを考えることが苦手。
  • 考えながら(その時々で)すすめること。考えるのがめんどうで、運やノリにまかせて進んでしまったり、大事な選択の時に冷静な判断ができない。考えることから逃げていると気づいた。
  • 他人の行動を気にしつつも、いちばん考えないといけないのは自分のこと。人のことばかり気にして、自分のことを見ていなくて失敗することがある。
  • 圧倒的に不足しているなと思ったのは、応用力と観察力です。後先考えず「楽しければいいや」では、この先やっていけないなということをあらためて、このゼミを通して痛感しました。ゼミを通して学んだ考え方や、見つかった課題を、じょじょに解決していけたらな、と。
  • ピンチの時以外はあまり考えないことに気づいた。よく考えたら何をやるにしてもギリギリまで動かないような気もする。
  • 速く判断することが足りないと思いました。考えることに慣れていないのもあるかもですが、考えすぎて先に進まなかったりしたので、先に進むためには足りないかなと思いました。
  • 自分に対して“目標”を作るスキル、またその目標に向かってしなくてはいけない“過程”を作るスキルが足りないと気づきました。
  • 自分の手札など一部分だけではなく、場全体を見る能力に関してやや弱いと感じました。
  • やはり計画性がないと感じました。どんなに考えてから動こうとしてもうまく考えられず、その場しのぎで何かをしてしまいそうになりがちだと感じました。
  • 未来を予想すること。相手はどのような考えで、なぜそう行動したか自分で考えること。着実なステップを踏むこと。

 シンキングゲームを楽しみつつも、そのなかで自分自身がどんなふうに考えているのか、ということについて考えることができているようです。今回は仕事力をつける、というテーマで行いましたが、思考トレーニングとして大学などの教育課程やキャリアセンターでのトレーニングプログラム、企業研修のコンテンツとして、今回の企業ゼミの内容をアップデートしていけるかな、と思っています。