淑徳小学校:「テイク・イット・イージー」で身につける意思決定力と計算力
先週と今週と、淑徳小学校では、「テイク・イット・イージー」をプレイしました。「テイク・イット・イージー」は、6角形のピースに3つの数字が書いてあり、インストラクターがランダムに読み上げるピースをゲームボードの上に配置していくゲームです。ボードの端から端まで(置き方によりますが、3つ~5つ)、同じ数字で並べると、その分得点をもらえるというゲームです。
ただし、数が全部つながるかどうかは、どのピースが読まれるかにかかっていますので、いろいろな可能性を考えて並べていき、「もしかしたら並ばないかも…?」というリスクを考える、というゲームです。
今回は2人~3人でグループでプレイしました。先週はルールの確認をして、今週はグループで作戦を考える時間をとってから、プレイをしました。
数字をいかに並べて得点をたくさん取るゲームですが、全チームが同じピースを置いているのに、どこに置くか、どう並べるかによって得点は変わります。また、想定した通りにカードが出ないことも、リスクとして考えると、一枚置くごとに「ちょっと待って!まだ考えてる!」と声があがります。そうして、可能性とリスクを考えて、意思決定をしていく、というのを楽しみながら学んで欲しいと思ってます。
また、プレイの途中にも常に、「いま、何点とっているのか」「これから何点とれそうなのか?」ということを考えてもらうために、計算用紙も配ってあります。
計算が得意な人はどんどん計算をして、得点を見積もり、作戦を立てるときの参考にしていきます。話をまとめるのが上手な子は、作戦を決定する時にリーダーシップを発揮します。
「計算が苦手だ」という子たちもいましたが、苦手な部分はグループのメンバーに助けてもらったりしながら、作戦を立てていました。