Mind Lab / マインドラボ 活動報告ブログ

マインドラボは、ボードゲームを使って「生きる力」「考える力」を養う教育カリキュラムです。イスラエル生まれで、現在世界15カ国で教えられています。

ITTO個別指導学院 流山中央校:「ブロックス」で学ぶリソースマネジメント

 11月16日に、ITTO個別指導学院流山中央校で知育ゲーム大会として、マインドラボが教えられました。この日のために、ITTO個別指導学院の先生方は、3回にわたってマインドラボの教務研修を受けてくださっています。
 見学のために教室を訪れると、手作りの看板が!
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 この日、流山中央校に来てくださった参加者は、いつも塾に通っている人と、その友達なども含めて16名。全員女子でした。マインドラボの授業は、だいたい男子の方が多いので、とてもめずらしいケースだとも言えます。
 プレイしたゲームは「ブロックス」でした。4人ずつでチームを組んで、21個ある自分の色のピースを角と角を合わせてボードの上に置いていき、できるだけ手持ちのピースを少なくしていく、というゲームです。どのピースから置いていったほうがいいのか、どのように優先順位をつけて考えるべきなのか、そうした点を先生が説明しながら、組み合わせを変えつつゲームをプレイしました。
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 マインドラボのカリキュラムの中では、この「ブロックス」はリソースマネジメントを学ぶために使われています。21個あるピースが、自分のリソースであり、このリソースをいかに効率的に/効果的に使うのか、ということを考えるきっかけとして、このゲームをプレイします。
 また、自分にとってのリソースとは何だろうか、ということも考えてもらうきっかけになります。子どもであれば、時間やお金などがリソースです。これらをどう使うかを考えることはとても大切です。また、教室で実際に授業をすると、「サッカーが上手いこと!」「足が速いこと!」など、スキル的なことを言ってくる子もいます。これもリソースだといえるかもしれません。そうしたディスカッションをすることで、ゲームを入口にして学んだ考え方を、日常生活に転移してくれればいいな、と思って教えています。

 今回のように、1回だけの体験レッスンですと、ゲームの楽しさということに目が行きがちですが、それだけでなく、そこを入口にして「考えることの楽しさ」を知ってくれたり、「考え続ける持続性」を身につけたり、そうした効果も期待できます。
 机に座って話を聞くことが少し苦手だったり、正しく速く計算をすることが苦手だったりしても、「考えることの楽しさ」を知っていて、興味のある問題を「考え続ける持続性」を持っているのであれば、学校外のところでも、必ず役に立つとマインドラボでは考えています。今日のイベントをきっかけにして、こうした「考える楽しさ」に気付いてもらえればと思っています。